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ニッポンの“美味しい”を未来へつなぐ

株式会社セガワ 三代目 加瀬 宏行

 私は、房総半島の北東部、九十九里浜沿いの千葉県旭市で代々続くピーナッツ製造・販売会社の三代目です。
 もの心ついた頃から、日本の約80%を収穫するここでの特産品「落花生」のとなりでいつも育ってきました。太陽をたっぷり浴びた天日干しのサヤから立ちこめる甘い香りや、大きな焙煎釜を開けた瞬間の深く香ばしいローストピーナッツの香りが、幼心ながらいつも記憶の片隅にありました。そんな私もいまは2児の父となり、未来を担う子供たちもこの地の美味しい味覚とともに育っています。
 昔と比べれば歴然に生産者の方々の人口が減ってしまい、また気候の変動もあってか、収穫量も年々不安定さが増しています。自分が子供の頃から慣れ親しんできた風景を自分の代で終わりなんかにしたくない。次の世代へと繋げたい。そんな思いが募り、積もり、2015年にこの“Bocchi”というブランドを立ち上げ、それを架け橋に、生産者みんなの誇りとエンドユーザーみなさまの喜びを繋げられるような下地づくりを始めています。

 そのひとつに、近年どの地域でも問題になっている休耕地をお借りしての、自社での落花生栽培を開始しました。
 房総半島の落花生は、毎年新しいシーズンを待たずにほぼ品切れします。食品として無駄を出さず、それはそれで嬉しいのですが、逆を言えば、欲しい方のところまで行き届いていないのが現状です。そして、品薄なため残念ながら価格も高騰してしまいます。
 自社で落花生栽培に取り組むことで、栽培ノウハウの蓄積やこの土地により適した種子の保存、人と自然に優しくかつ二毛作など経済的に食べれる農業の実践と安全な食材の確保、私たち社員みずからの意識の向上、そして何より「自分たちの口にするもの」「みなさまに食べていただくもの」に対する愛情とか、誇りとか、そういう目に見えないものも育てられるんじゃないかな……そんな風に思いながら、今年も畑の準備を進めています。そして、いつか私たち自身がお手本になれるよう、さらにはそれに刺激を受けた若い世代がまた落花生栽培に取り組めるような下地を整えておきたいと思っています。

 ブランドを始めた2015年は、10以上のクラフトベーカリーや食品メーカーのシェフのみなさまが、弊社圃場や工場に足を運んでくださいました。幼少の頃経験したサツマイモ掘りのように、はじめて大地からサヤ付きの落花生を引き抜いたときの歓声や笑顔が、逆に私たちの胸にジーンと響きました。
「もっとみなさんに私たちの畑の土を、そして房総半島の景色を見ていただき、感じてもらいたい」
そんな思いを持って、2016年の春からエンドユーザーのお客様を招いての種蒔き会や収穫祭も計画しています。何より、私たち社員がユーザーのみなさまとリアルなコミュニケーションを取ることができることに一同ワクワクしています。

 ブランド名の“Bocchi<ぼっち>”とは、収穫した落花生を乾燥させるため、畑に積み上げて稲藁をかけた野積みのことを指す、この地域の方言です。どこにもない本物の味をいつもユーザーのみなさまに楽しんでいただけるよう、また私たち生産者が安心できる食べ物を育てることに誇りを持てるよう、そしてぼっちがある風景がこの先いつまでも続いていくよう、さまざまな新しいこと、楽しいことにチャレンジしていこうと思っています。
 これからもBocchiのことを、どうぞよろしくお願いします!

会社名

株式会社セガワ

代表取締役

加瀬恵一

設立年月日

1989年(平成元年)7月4日

資本金

1,000万円

従業員数

30名(パート含む)

本社/本社工場

〒289-2525 千葉県旭市仁玉2253-3

TEL:0479-63-7744 FAX:0479-63-0626

匝瑳工場

〒289-3181 千葉県匝瑳市野手1437-1

TEL:0479-67-3566 FAX:0479-67-5838

事業内容

落花生の加工、販売

米穀類の加工、販売

輸入食材(ナッツ、ドライフルーツ類)の加工、販売

全各号に付帯する一切の業務

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