Bocchiがお酒になりました!
Bocchi Peanut

遡ること、2022年10月5日。Bocchiに一通のメールが届きます。

その送り主は、滋賀県野洲市のANTELOPEの谷澤さん。

そこには、私たちが想像もしなかった言葉がありました。

「Bocchiさんの落花生を使ってお酒を造ってみたいと思っています。」

...⁉⁉⁉

一瞬、頭の中が混乱してしまいました、、、

ピーナッツがお酒に...⁉

でも、Bocchiはこういった突拍子もないことを言う方が大好きなんです。

そのメッセージを受け取った5日後(10月10日)に、部落の楽しい先輩たちや、Bocchiのコアなファンの方々との芋掘り会が迫っていて、大豊作で重労働になると分かっていたBocchiは「その日でしたらお会いできますよ。」と告げるのでした。(谷澤さんごめんなさい)

でも、即答で「行きます!!」と谷澤さんは答えて下さいました。

実は、農業をやっている人たちは、一緒に汗を流して、同じ釜の飯を食べるのが大好きなんです。

谷澤さんと岡田さんのお二人は土に触れるのも久々で、とっても楽しんでくれました。

芋掘りが終わって一汗かいた後に、みんなで炊き出しご飯に豚汁を食べて語らっていると、なんと大きな虹が、出会いを祝福してくれました。

前置き長くなりましたが、ANTELOPEさんより今回のコラボ商品の紹介文をお借りしました。

どんな味のお酒なのか、想像しながらお読みくださいね。

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僕たちの工場がある野洲でも初雪が降りました。まだまだ春の訪れを感じることはできませんが、この季節に飲みたくなるブラゴット「Trappist Chocolat」が出来ました。今回は一昨年と違って落花生を使用しました!

Trappist Chocolat – Peanuts

焙煎したモルトのボディー感とベルジャン酵母由来の豊富なエステル

温度が高まってくると感じる落花生の香り

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Episode

一昨年のTrappist Chocolatよりボディー感、酸味を少しだけ強めてよりベルジャンチックな液体にできるようにモルトバランス、発酵温度帯を微調整しました。それに加えて、今回は千葉県旭市のBocchi Peanutsさんの落花生を2回に分けて投入しました!

去年の10月にBocchiさんの落花生栽培や加工工場を見学させてもらい、焙煎したてのホクホクの落花生をいただいたんですが、その力強い落花生の味わいに谷澤と岡田の二人はとても感動しました。「この落花生を使って、お酒をつくってみたい!」と思って、醸造したのが今回のブラゴットです。

これまでの醸造の世界では油分はあまり好ましい成分ではありませんでしたが、アメリカや北欧のクラフトビール業界を筆頭に、素材を活かした大胆なビール醸造が広まってきました。落花生にも豊富な油分が含まれており、醸造の世界では脱脂したものを使うのが一般的です。ただ、どうしてもそのまま落花生を食べたときの感動をミードに凝縮させたくて、丸ごと使うことにしました。投入直前に焙煎したり、荒めに砕いて煮沸時に投入するなどと過剰な油分の抽出は抑えて、落花生の香りを最大限出そうと試行錯誤してみました!

結果としては、強い落花生の香りを移しきることはできず、Bocchiさんで食べたときの感動をグラスで再現するまでには至りませんでした。モルトの主張や、ベルジャンイーストの豊富なエステルの影に落花生の香りが隠れてしまいました。ただ、温度帯が上がってくると少しずつ落花生らしいリッチな香りも顔を覗かせてきます。こたつで家族や友人と落花生を割りながら談笑するような、まるでそんな感じでゆっくり楽しんでもらえたらなと思います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: antelope3.jpg

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