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2019・春の野積祭

たくさんの人たちと「落花生の新しいカタチ」をシェアしていきたい

 Bocchi / ボッチが、自社の圃場で落花生の有機栽培を始めて、今年で4回目の春。
 これまでは、私たちが手がけるプロダクトを採用してくださっているブーランジェリーやレストラン・シェフ、ならびにごく身近なご家族などに声をかけて、クローズドで行なってきた種まきと収穫祭ですが、「もっと、もっと多くのエンドユーザーのみなさまと、畑を介したコミュニケーションを共有していきたい」という思いが私たちに芽生え、今回より「野積祭」と銘打って、オープンなイベントとして落花生の種まき会を開催しました。
 「野積み」という言葉は、収穫した落花生を畑に積んで乾燥させる行程を指します。約1カ月半、お日様の下、ゆっくりゆっくり乾燥させることで、人工乾燥では得られない自然のままの甘みが豆のなかに生まれます。本当に美味しいと思える落花生に仕上げるための重要なパートのひとつです。
 そして、この野積みは、地の言葉で「ぼっち」と呼ばれてきました。お察しの通り、私たちのブランドネームで、この地の秋の風物詩であり、原風景。年々、落花生の生産者が減っていくなか、いつまでもこの風景を残していきたいという願いから始めた自社栽培ですが、このような形でたくさんの人たちと想いをシェアできることに、大きな喜びを感じられたイベントでした。

60余名の参加者たちと

 3月末から4月頭にかけて、全3回に分けて計画した2019・春の野積祭。悪天を考慮し、惜しみつつキャンセルした第1回目から2日後の4月1日の朝は、うって変わって絶好の天気に恵まれました。設営段階からワクワクが止まりません。
 当日は、大人30余名、子供20名弱、スタッフ10余名と、計60余名という大盛況でスタート。日頃お世話になっているユーザーご家族のみなさまから、星野リゾートやブリコラージュ・ブレッド&CO、PATH、ぱん卓やさいころ食堂さんほか、多くの取引先のみなさんまで、あらゆる人たちがプライベートで入り混じっての大所帯です。
 Bocchi / ボッチのスタッフに手ほどきを受けながら、来場されたお客さまが複数の班に分かれて、およそ3反歩(約900坪)ある広い畑に列になって落花生の種を等間隔に蒔いていきます。  今回は、千葉が誇る落花生の在来種で、その美味しさから高級品種でもある「千葉半立」を2.2反歩分。そして、ゆで落花生などによく使われる「郷の香」という品種を0.8反歩分、手分けをして蒔きました。ちなみに、この千葉半立はBocchi / ボッチのからつき落花生に、郷の香のほうはBocchi / ボッチからつきゆで落花生になります。
 暖かい日差しと九十九里浜の心地よい風に吹かれながら、初めての大人、何回も参加して慣れている子供、みんなの笑顔が絶えない種まきで、約900坪の広さの畑をわずか1時間半という早さで蒔き終えました。スゴイ!

チーバくんがお出迎え

 種まき後は、会場を畑から木々に囲まれた広場に移して……とそこに、千葉県のゆるキャラでお馴染みのチーバくんが、来場者みんなを出迎えてくれるパフォーマンスが! 実はチーバくんも、数年前からBocchi / ボッチ畑の種まきや収穫、さらに草とりまで手伝ってくれる落花生ファーミングの常連さんでもあるんです。
 この日はお昼前に新元号の発表があったこともあり、「令和」と書かれた用紙を掲げるチーバくんを撮影する人だかりができ、しばらくこの盛り上がりは続いたのでした。

お楽しみのお昼ご飯タイム

 もちろん、この後はお楽しみのお昼ご飯タイムです。
 全国に熱狂的なファンを持つ、ご近所の自然酒蔵元・寺田本家さんのお酒で炊き上げた白米に、地元・旭市産のあげ浜式伝統製塩法でつくったお塩を振って、県産の海苔を巻いた、幸せおむすび。それに、お野菜ゴロゴロ具沢山、お肉からもいい感じで出汁が出た豚汁は、みんなに大人気! スタッフの家族たちが一生懸命時間をかけて漬けてくれた沢庵と奈良漬けは、MVPをあげたいくらいの美味しさで、参加者からは「ウチのお店で扱いたいです!」と熱い要望がいただけたほど。
 加えて、炒めた豚肉は、お味噌と割ったBocchi / ボッチ ピーナッツペーストの特製ダレを付けながら食べました。参加者のみなさんからは、「おいしー!」、「このタレは、なに? どうやってつくるの?」、「おかわり~!」など、嬉しい声をたくさんいただきました。みんな一緒になって畑仕事をしたあとのご飯の味は、格別の美味しさ&楽しさ。チーバくんも、ちゃんと列に並んでご飯を受け取っていましたよ(笑)。
 そしてデザートは、な、なんと(!)星野リゾートに在籍するパティシエのおふたりからBocchi / ボッチのピーナッツを使ったエクレアを振る舞っていただきました。みんな、ご飯でお腹いっぱいだったにもかかわらず、目を見開くその美味しさにほっぺたが落ちそうになる、幸せなひとときでした。ごちそうさまでした。

食後は、紙ヒコーキ飛ばし大会で大盛り上がり!

 食後は、子供たちは宝探し、大人たちはBocchi / ボッチのファーマーズクッキー試作品の試食会でした。参加されていたパティシエのみなさんからも高評価をいただけた本品、商品化を楽しみにしていてくださいね。
 そのあとは、大人も子供も全員参加、真剣勝負の紙ヒコーキ飛ばし大会を企画しました。始球式ならぬ、始飛行式はもちろん、チーバくん。その場にいるみんなから、「チーバくん、ちゃんと投げられるかなぁ~??」などという空気が流れるなか、見事マトへ向かってうまく飛ばしました。みんな拍手喝采です。
 ルールは簡単。目の前に張られたテープの内側から、好きな形に折り上げた紙ヒコーキを、マトであるポールに向かって投げるだけ。ポールにいちばん近いところに着陸させることができた人から好きな景品を選ぶことができます。
 まずは、小さなお子さんたちから。大人たちも真剣に見守っているのが、写真からわかりますか? みなさん、本気で勝ちにいこうとしているのが沸々と伝わってきますね(笑)。すべてオーガニックな素材でつくった限定非売品のBocchi / ボッチ プレミアム・ピーナッツペーストや、星野リゾートのパティスリー特製ピーナッツクグロフなど、このときでしか手に入れられないレアアイテムをかけて、大いに盛り上がりました。

 最後は、チーバくんや、みんなで一緒に記念撮影。記念品として、Bocchi / ボッチのコットン巾着に入れた、これまた今日のためだけにつくった星野リゾートのパティスリー特製Bocchi / ボッチ ピーナッツマドレーヌをお持ち帰りいただいて、2019・春の野積祭2日目は幕を閉じました。
 私たちにとってもオープンなイベントは初めての試みでしたが、みんな楽しんでいただけたと思っています。
 さあ、次は初秋の野積祭、収穫祭です! それまで私たちは、みなさんが落花生の種をまいてくださった畑をしっかり見守っていこうと思います。これから気温がグングン上がると草とりの日々。がんばります!