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#畑のこと

摘んでも、摘んでも。

Photo:毎日ぐんぐんと成長する、草たち。6月上旬のピーナッツ畑にて

摘んでも、摘んでも。

感謝の気持ちを綴ってみたくなりました。

毎日毎日、どれだけ摘んでも畑を一周する頃にはまた、草たちは逞しくのび始める。
正直、「もううんざりだ」と思うことも幾度となくある。

そしてたまにその現実から目を離そうとするたびに、草たちは教えてくれる。

『誰にでもできることを、誰にもできないほどコツコツと。』

草は小さいうちに摘むから作業が楽になる。
分かってはいるが、ようやく4〜5日かけて畑を1周すると一瞬、気が抜けてしまう。

そこからが本番で、自分との戦い。

スタッフと種まきや掘り取りを楽しみにしてくださるお客様のため、
自分の信じるものを実現したいと、農薬と化学肥料を使用せずに落花生栽培をすると決めた、自分との戦い。

毎日毎日コツコツと。

そんな無限草取りの渦中、お客様(幾度も種まきや堀とりに来てくださっていた方達)から「草取りをやります!」と声をかけていただいた。
そして今日、一緒に汗を流し、草取りをした。

約2年ぶりに再開できる喜び、ワクワク感、それだけでも十分に現実からの解放になるけど、共に草取りまでしていただける、心強さ。
ありがたい存在とはこのことなんだなと、痛感する。

先日、遠方より来てくれた就活生も、共に畑作業をした。

もちろん、日々忙しく普段の仕事をこなしながら、合間を縫って草取りに駆けつけてくれるBocchiスタッフも、みんなありがたい存在だ。

1人黙々と草取りをしていると、ふと、人のあたたかさに触れる機会に直面する。
するとさらに「その人たちの期待に応えたい」という強い気持ちが、また湧き上がってくる。

そして「日本一愛されるピーナッツブランド」になろうと、強く強く思う。

今日、「また一歩強く踏み出せた」そんな気さえする、人のあたたかさに触れることができました。

自分は本当に幸せものだ。
この感覚をスタッフのみんなにも体感させてあげたい。それがこれからの自分に課せられるミッション。

Bocchiの全てのお客様、スタッフ、生産者、地域の皆さん、私たちに関わってくださる全ての皆さんに、心から感謝申し上げます。
これからも、もっと皆さんに愛されるピーナッツブランドになれるよう、また明日からコツコツ、一歩ずつ進んでまいります。

Bocchi 加瀬宏行

Photo:お客様とのピーナッツの株下の草取り風景。6月中旬のピーナッツ畑。